あなたは、他人より優位に立ちたい、他人よりお金持ちになりたい、そう思っているはずです。
この記事では、そうなるためのマインドを獲得することができます。
それではどうぞ。
今回は「ブチ抜く力」を読みました。
売れすぎて転売で定価より高く売られている、といったことも聞いていたので気になっていました。
表紙に「一つの事に魂を売れ!」と書いてありますが、内容を簡潔に表していると思います。
基本的に本を読むと、自分が過去に考えたことと重なる部分があったりして、その経験が蘇ってきます。
しかしこの本を読む過程で、今までの自分はそうできていなかったことばかりが書いてあり、与沢翼さんはやはり圧倒的です。(上記の本をディスっているわけでは決してありません。)
1つの事だけに集中する
このことについてのみ書かれています。ただ、この集中の仕方がトリッキーです。
印象に残ってる3点について以下に書きます。
短期間で成果を出す
何も一生1つの事だけやっていろと書かれている訳ではありません。やると決めたら短期間で結果を出して、また次のこと、次のこと、とどんどん集中先を変えていくのです。
この本には目安は3週間と書かれています。とにかく「最短・最速」で結果を出す事が重要との事です。そもそも人間の集中力は長く続くものでは無いということも、このような発想になる要因のようです。
私は、長く続ける事が成功の秘訣と昔から考えてきたので、短期間で成果は着いてこないと自分の頭に刷り込んでしまっていました。卓球にしてもフィギュアスケートにしても基本的には小さい時から続けてきた人が活躍しています。そんな現実を見ていると、長く続ける事が正義と自然と思ってしまいます。よく考えてみると、スポーツで活躍している人は、その活躍している事実に光が当たっているのであって、長く続けてきた事を讃えられているのでは無いのですよね。結果と過程を取り違えてはいけません。
そう考えると、結果さえ出せば良いわけで、その過程はどうでも良いということですね。確かに、「継続は力なり」と言いますが、継続することで力を手に入れるから偉い訳であって継続自体が目的では無い訳です。
また、この発想で考えると、短期間で1つの事に対する挑戦を終えることができます。そうなるとある期間のうちに挑戦できる事の数がより増えることになります。人生は有限ですので、これは成功する可能性を高めることに繋がると思います。
ただ、短期間で結果を出すには、それ相応の体のタフさとメンタルの強さが必要です。昨日仕事終わりでこの本を読み始めましたが、30ページ目あたりで疲れで寝落ちしてしまいました。私はタフさもメンタルも全然ダメですね。。。
他の事はシャットアウト
進撃の巨人の中の名言のひとつ「何かを変えることのできる人間がいるとすれば、その人はきっと、大事なものを捨てることができる人だ」。まさにこれです。
与沢さんは、1つの事に集中している間は、友人からの誘いも断るそうです。(もっともっと切り捨てて成果を求めています。)
これも成功するための秘訣に違い無いとは思うのですが、実行はなかなか難しいです。やればできそうに思います。でも今まで実行できた事は無いです。
現在でも、仕事から帰ってきたらベッドに寝転がってYoutubeを見ますし、休みの日は昼過ぎまで寝ます。仕事の勉強も頑張りたいし、投資もブログも、と私は手を広げています。まったく与沢節からは逆行しています。
現実的に会社員である以上、それ以外の個を高める時間には限りがあります。その中でさらに娯楽を削って集中、となると並みのメンタルではできないでしょう。逆に皆がそうできるなら与沢さんはここまで凄い人にはなれなかったはずです。
(ある意味昨年は仕事以外の時間は本当にビットコイントレードしかしていなかったので、無意識にこれを実践していたのかもしれません。確かに、多少の相場観は身に付きましたしお金を稼ぐ事へのこだわりは強くなりました。ただ、めちゃくちゃしんどかったです。)
最後は自分で判断
どんなに凄い人の言うことでも鵜呑みにはせずに、自分で調べて考えて最後は自分で判断する、というのが与沢流のようです。
この部分は私も基本できているつもり、でした。が、与沢さんが投資対象を決めるときのプロセス、そしてたどり着く論理、を読んで、これを私の過去の株式投資と重ね合わせると、判断の根拠が超適当だったことに気付かされました。
自分で判断するのは良いが、到底成功するとは思えないようなレベルで自己判断していた訳です。
ぶち抜くために私がしていること(2020年3月3日追記)
与沢さんの方法とは異なりますが、私が将来に向けて種を蒔いている案件を紹介します。
不動産投資
10年、20年の視点で長期的な収益を狙っています。
仮想通貨・暗号資産
数年で短期的に大きく収益を上げて、不動産のような長期投資に資金を回す予定です。
まとめ
この本については、私の経験から読者の皆さまへ伝えられることが全く無く、記事だけではなかなか共感は得られない内容の薄さになってしまいました。
そのぐらいこの本は一読の価値ありと思います。やはり成功する人はこのレベルなんだなと思い知らされます。真似できるかできないかは置いておいて、そのレベルを知るのは良い事だと思います。繰り返しますが一読の価値ありです。
とは言いつつも、成功する方法はこの限りでは無いと思うので、私は私の選んだ道で成功を掴みに行きます。
最後に。この本の目次と各章の概略。
第1章 基本の法則~全ての根底にある大原則~
最短・最速で結果を出すことの重要性、お金の大切さ、本質を見極める大切さ、ストイックにやる、ということについて書いてあります。
第2章 ビジネスの法則~人と群れるな。誰とも組まず、単独で突っ走れ!~
会社に依存する時代が終わっていくこと、一つの行動で多数の益を狙うということ、普通という固定観念へ疑問をもつということ、一人でやるということの優位性について、ビジネス展開の考え方について、失敗への考え方について書かれています。
第3章 投資の成功法則~勝負は、チャンスが来る前から始まっている~
資金を準備しておくことの重要性、本腰を入れるタイミングについて、未来を考えることの大切さ、ファンダメンタルズの大切さ、投資するときの姿勢、リスクとリターンについて、他人の言うことを鵜呑みにするなということ、長期的視点の大切さ、選択と集中、といったことについて書かれています。
第4章 健康の法則~一日一日を全力で。その積み重ねが大きな結果に繋がる!
動機と環境について、初動から全力で、方法論の構築、積み重ねの大切さ、について書かれています。
第5章 情報収集の法則~情報収集も3週間。「一人突っ込み」を繰り返し、センターピンを掴まえろ!
情報収集の考え方、そこからの理論の組み方、について書いてあります。
第6章 未来予測の法則~これからの世界で起きる事を予測し、逆算して今から動こう!
時代の流れに乗ることの大切さ、他人と差別化されたものの価値について、世界へ、空気を読みすぎるな、ということについて書かれています。