ゴンザレスの備忘録

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【書評】ブスのマーケティング戦略(田村麻美・文響社)を読んで振り返る自分自身について

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どうもゴンザレス(@Gonzale11602907)です。

 

あなたは他人に勝ちたい、そう思ってこの記事を見ているはずです。

結論から言うと、勝てます。戦い方を工夫すれば良いだけです。

 

ニッチな分野で戦えば誰でも勝てます。

 

今回はこれについてある本と私の経験から解説します。

 

 

はじめに

 

本日は、1日空いていたので「ブスのマーケティング戦略(田村麻美・文響社)」という本を読みました。

総観すると、生きていく上で正しいと思われることが随所に散りばめられた自叙伝、という感じです。

 

私自身が29年間の中で感じてきたことや実践したことと被る部分もあり、そこは共感しながら読めましたし、どこかで忘れてしまっていた大事な姿勢を思い出させてくれた部分もあり、そこについては本日から改めようと思えました。

 

読むなら若いうちに!と思います。

 

私がこの本から受け取ったメッセージを3つ挙げるとすると、

ブルーオーシャン・ニッチ市場を狙え

常に自分をカスだと思え

本業をおろそかにするな

です。

 

以下、それぞれについて書いていきます。

若い人が明るい未来を描けるような、誰かの道標になれれば良いなという気持ちで書きます。

 

ブルーオーシャン・ニッチ市場を狙え

これは私も大学生時代に気がついたことでした。

 

私は、工学部で機械工学を専攻していました。成績は優秀でしたが、実態は伴っていませんでした。周りには自分たちでフォーミュラカーを設計・製作する人間がいたり、親が大学教授でプログラミングに長けた人間がいたりしました。彼らは成績こそ際立って良かったわけではありませんが、モノをつくることができました。ペーパーテストで良い点数をとる"だけ"の人間とモノをつくることができる人間、社会に出てどちらが役に立つ人材かというのは私の中では明白でした。(こう思うようになったのは大学3年生ぐらいでしょうか。。。)

 

かといって、そのころから何かの設計をやってみようにも特に作りたいモノも無い、プログラミングの勉強をしたところでもともと良くできるやつ(小さい時からやっている)には勝てない。何にしても基本的には早く始めた人には追いつけません。スポーツでも世界レベルで活躍している人は小さい時からやっていますよね。このときには既に大学生になってしまっている状態です。

 

そんな葛藤の末、工学部を出て何も作れませんはマズいと思い大学4年生のとき、人工知能の研究室に入りました。昔からターミネーターが好きだったことと、嫌でもプログラミングをしなければいけない状況になるので、何かしら作れるようになって卒業できるのではないかと思ったからです。この1年は、研究に関係なくても簡単なスマホアプリケーションを作ってみたり、研究でも多言語を習得できるように努力しました(pythonC言語を使えるようになりました)。ここで多少は自分でモノを作ることができるという体験をしたことは今でも自信になっています。

 

そして、紆余曲折あって大学院では別の研究室に移ることになります。材料強度の研究室です。プログラミングをしていた1年から打って変わって後の2年間はアルミニウムに力をかけたときのき裂の進む速さについて研究をしました。アルミニウムが徐々に裂けていくのですが、各時間に対応する画像に定規をあててき裂の長さを測り、き裂の長さの差を時間で割って速度を計算します。その後の解析も含め、諸々の計算はExcelを使った手作業です。研究とは地道で何度も同じ作業を繰り返します。

 

ここで思いました。"同じことの繰り返し"ならプログラムにやらせれば良いのでは?と。画像に定規をあてて逐一き裂の長さを測るのなら、プログラムに画像解析させれば自分は動画をプログラムに放り込むだけで済む。さらにExcelによる手作業も、いつも同じ作業なのでC言語でプログラミングして処理すれば、作業はプログラムソフトをダブルクリックするだけになり、考察に時間をかけられる。前者はOpenCVという画像認識ライブラリを使ってC言語で処理しようと試みましたが、精度に欠けました。しかし後者は単純な計算作業なので上手くプログラムを書くことができて作業を効率化できました。

 

プログラミングをやったことがある人やプログラミングをするような研究室では当たり前のことだと思いますが、そうでない場所では画期的だったりします。レベルとしては大したことない技術でも、それが当たり前でない場所では優位に立てたりします。これがまさに「ブルーオーシャン・ニッチ市場を狙え」ということだと思います。このときの私は、プログラミングをすることが一般的ではない場所でプログラミングスキルが多少あることで、自信を持つことができましたし、作業も効率化できました。

 

つまり、人工知能の研究室ではプログラミングはニッチでも何でもありませんでしたが、材料強度の研究室ではプログラミングがブルーオーシャン・ニッチ市場だったわけです。

 

今も感じでいますが、本業とは少し違う切り口の武器があると強いです。その武器が有効的に本業と交われば、という条件付きになってしまうかもしれませんが。

 

常に自分をカスだと思え

これについては、この本に「カス」なんていう言葉が出てきたわけではありません。この本を読んで思い出した芸人の小籔さんの名言です。

 

この本には、努力するブスは努力する美人には勝てない、つまりもともと容姿の良い人が中身まで努力すると結局ブスは勝てないという、残酷ですが現実だと思うことも率直に書かれていました。

 

昔からずっと思っていたことと率直に書いてくれていてとても清々しく感じました。

やはりこれが現実なのです。私は男ですがイケメンではありません。基本的にはイケメンは人生ずっと得をします。でも、努力すれば努力しないイケメンよりは良い人生を歩めるのではないかと思って努力してきたつもりです。イケメンに生まれた人は努力すれば最高に良い人生を歩める可能性があるので努力しない手は無いです。

つまり、イケメンであろうがイケメンでなかろうが努力しなければならないのです。

 

ここで「常に自分をカスだと思え」を思い出しました。この言葉の真意は、「カスやと思うから努力する、カスじゃないと思うから努力しない」ということです。汚い言葉ですが、すごく綺麗な意味を持った言葉だと思います。

 

最近、仕事で少し落ちこむことがありました。しかしよくよく考えてみると、最近はこの精神が欠けていた気がします。ということは努力が足りていなかったということです。私はカスなので仕事で落ち込むなんて当たり前なんです。悔しいです。だから今日から努力しようと思います。

 

少し本の内容からそれましたが意訳するとこういうことかな、と。

 

本業をおろそかにするな

まさにそうだと思います。ブルーオーシャン・ニッチ市場の考え方が活きるのは、本業がきっちりできてこそ。私はどちらかというとブルーオーシャン・ニッチ市場の考え方を先に考えてきた人生だったように思うので、ここは反省点だと感じています。というのも、最近仕事があまり上手くいっていないように思うからです。。。

本業がちゃんとできてこそ、ニッチな考え方でさらに上へと羽ばたけるのだと思います。

 

仕事頑張ります。反省。

 

追伸

つらつらと書いてきましたが、この本の著者が伝えたかったことはもっとあると思います。あくまで私が受け取ったメッセージを書いただけなので。

読む人によって様々なメッセージを受け取ったり気付きがあると思います。気になった方はぜひ読んでみてください。