今年も確定申告の時期がやってきました。
今回の確定申告では、
2020年2月17日(月)~4月16日(木)の間に、
2019年1月1日(火)~12月31日(火)分の申告を行います。
※新型コロナウイルスの影響で期限が延長されました。
目次
- 確定申告する内容
- 給与項目の入力
- ふるさと納税による寄付金控除の入力
- 特定口座での個別株取引による損失の繰越
- 日経先物取引による損失の繰越の入力
- 不動産投資による損益通算
- ラストスパート
- 確定申告会場への持ち物
確定申告する内容
まず、私は会社員なので2019年年末調整は終えています。
そのうえで
、以下を確定申告します。
・ふるさと納税による寄付金控除
・特定口座での個別株取引による損失の繰越
・日経先物取引による損失の繰越
・不動産投資による損益通算
ビットコイントレードによる雑所得の確定申告や、本記事の内容では不足する場合は昨年のものも読んでいただくと解決するはずです。
以下から書類を作成しました。
・作成開始
・印刷して提出(確定申告会場へ持参するつもりなので。)
・利用規約に同意して次へ
・令和元年分の申告書等の作成
・所得税
・左記以外の所得のある方(全ての所得対応)
・申告の種類にはチェックなし、生年月日記入、申告書の様式・・・にはチェックして次へ
これで、記入画面に遷移します。
給与項目の入力
勤めている会社から発行される源泉徴収票を準備する。
収入金額等の「給与」という文字をクリックすると給与所得入力画面が出てきます。
あとは説明通りに空欄を埋めるだけです。
入力が完了すると、「①全ての申告に対応(②以外の方)」タブのいくつかの項目に数値が入るはずです。
ふるさと納税による寄付金控除の入力
所得から差し引かれる金額の「寄付金控除」をクリック。
寄付金受領証明書を見ながら各項目を記入し、入力終了。
寄付金控除の項目に数値が入ったはずです。
特定口座での個別株取引による損失の繰越
分離課税の所得にある「上場株式等の譲渡所得等」をクリック。
1の配当所得の課税方法の選択で「申告分離課税」を選択し、2の株式等の売却・配当・利子等の入力で【「特定口座年間取引報告書」の内容を入力する】をクリック。
ここで、利用している証券会社のホームページにログインして「令和1年分 特定口座年間取引報告書」をダウンロードします。
私の場合は、xmlデータではないので、
「書面で交付された特定口座取引報告の入力」をクリック。
特定口座年間取引書と同じ内容を写して入力終了。
私は平成30年分の申告でも損失を繰り越しましたので、
「平成30年分の申告で上場株式等に係る譲渡損失の金額を繰り越した方」は「はい」を選択し、【「繰り越された譲渡損失」を入力する】をクリック。
指示に従って記入し入力終了。
入力終了。
確認して問題なければ確認終了。
さらにこちらも確認して問題なければ確認終了。
日経先物取引による損失の繰越の入力
「先物取引に係る雑所得等」をクリック。
ここからは、
利用している証券会社ホームページにログインして「年間損益計算書」をダウンロードする必要があります。次の画像は楽天証券の年間損益計算・確定申告サポートページで特定口座以外の損益レポートをダウンロードできます。注意ポイントとしては、先物(FX含む)しか今回の対象ではないのですが、"すべて"のタブおよび"先物(FX含む)"のタブでPDFファイルをダウンロードしておくこと。前者は確定申告の提出用、後者を見て上記の空欄を埋めてください。埋めれば完了です。
必要項目を埋めて入力終了。
これで、分離課税の所得が数項目埋まったはずです。
不動産投資による損益通算
今回の確定申告のメインテーマになります。
先日、不動産を購入しましたのでこれに係る経費等を計上します。
建物価格:7,370,000円
家具合計価格:575,000円
視察費(ホテル+飛行機+現地での食費等):101,963円
物件引渡諸経費:63,208.48PHP(2.12844PHP/JPY1)= 134,535円
書籍代(不動産投資勉強のため):14,529円
この物件の竣工は2019年2月で購入したのは2019年10月。
そして、RC造なので償却期間は
47年 - 8ヶ月 + 8ヶ月 × 0.2 = 46年1.6ヶ月
となり、月単位の端数は切り捨てまして46年とします。
つまり、2019年の減価償却費は2019年10月~12月の3ヶ月分。
7,370,000円 ÷ 46年 × 0.25年 = 40,054円。
⇒下記の収支内訳書に入力すると40,535円となりました。
家具は一式で8年で減価償却することとすると、
取得したのが2019年11月なので、2019年分は
575,000円 ÷ 8年 × 1/6年 = 11,979円。
⇒下記の収支内訳書に入力すると11,980円となりました。(端数切り上げですかね)
その他の費用はすべて「経費」の「その他の経費」の「雑費」に入力しました。
以上のデータから以下で確定申告書に入力していきます。
「決算書・収支内訳書作成コーナーへ」をクリック。
作成開始。
私の場合は、
・印刷して提出
・白色申告用の収支内訳書を作成
です。
収支内訳書(不動産所得用)「不動産所得がある方はこちら」を入力する。
当初は以下の画面です。
「減価償却費」の項目を入力。
続けて「減価償却費」の項目を入力。
視察費、物件引渡諸経費、書籍代はまとめて「雑費」の項目に入力しました。
これで入力終了です。
入力終了。
次へ。
個人情報を入力するページの入力を終えたら「申告書等作成終了」です。
印刷します。
印刷した書類についての注意事項です。
これで、
決算書・収支内訳書作成終了です。
※入力データを保存しておきましょう。「所得税の確定申告書を作成する」をクリックするのが正しいのか「終了する」が正しいのか迷うと思います。入力データを保存しておけば間違えても復活できます。
ラストスパート
確定申告書、収支内訳書の入力が終わったので、
確定申告書作成ページの最下部「入力終了(次へ)」。
「住民税・事業税に関する事項」をクリック。
「自分で納付」を選択。
※昨年はこれを忘れました。ただ、本年は税金が還付される側なので意味は無いかもしれません。
入力終了。
入力終了。
以下、還付金の振込先と住所・氏名を入力して「次へ進む」。
↑性別の入力が抜けていることに気が付きましたが、印刷後に記入すれば良いと思っています。
マイナンバーを入力して「次へ進む」。
印刷して、「次へ進む」。
印刷した後の作業について書かれています。
これで終了です。
不動産投資について失敗したこと
不動産投資をしている場合の確定申告では、通常以下の書類が必要です。
・不動産売買契約書
・譲渡対価証明書(不動産売買契約書で土地と建物の価格が明記されていれば不要)
・売渡精算書
・賃貸契約書
・家賃送金明細書
・税金の納付書
・保険料の証明書
・ローン支払明細書
・管理費、修繕積立金の明細書
実は、現前徴収票以外まともなものを持っていません。
物件購入の際に、契約書等は無く銀行振り込みで完了し、その後も諸々要求してもまともな書類を提示してくれませんでした。
日本の代理店を通した購入ではなく、海外のエージェントから直接購入したのでこのようなことになっているのだと思います。(海外は適当?)
今後もこれらの書類を請求し続けるとともに、今回の確定申告については出せるものを出していくという形で闘ってみようと思います。
この状況下での、確定申告会場への持参物が下記です。
確定申告会場への持ち物
・ダウンロードした書類を印刷して一式
・令和1年分 特定口座年間取引報告書(特定口座証明書の扱い)
・寄付金受領証明書
・マイナンバーカードの写し裏表(書類に貼って行ってもOK)
・会社から配布された源泉徴収票(書類に貼って行ってもOK)
・印鑑(書類に押して行ってもOK)
以下不動産関係
・エージェントとのやりとりのLINE
・エージェントの名刺の写し
・振込金額の分かる銀行通帳の写し
・渡航費用等の各種領収書
・現地で物件引渡を受けた際にもらった書類
・現地企業のリザベーションシート(私がオーナーだと分かる書類)の写真
以上、
後日これらの書類を携えて確定申告に行きますので、
それを終えましたら情報をアップデートいたします。
2020.3.27追記
確定申告に行って参りました。
結論から言うと全く問題ありませんでした。
白色申告だからでしょうか。
提示する必要の無かった書類を取り消し線で消しておきます。