どうもゴンザレス(@Gonzale11602907)です。
今回はスマホでVtuber(3Dアバター・キャラクター)を作製しました。
スマホに「Vカツ」というアプリをインストールするだけで、技術や知識無しで直感的に3Dアバターを作製できました。しかも無料!
以下で、Vtuberについて説明し、その後「Vカツ」アプリについて説明します。
Vtuberとは
Virtual YouTuber(バーチャルユーチューバー)の略で、Youtube等の動画配信でクリエイターの代わりに動画上に登場する3Dキャラクターのことです。
現在Vtuberとして一番有名なのは、「キズナアイ」さんですね。一つ動画を見ていただくとすんなり理解できると思います。
Vtuberのメリット
私が考えるVtuberを使うメリットとしては、
・顔出ししなくて良い
・世界展開できる可能性がある
です。
情報の発信源が、「新聞」→「テレビ」→「インターネット」と変遷し、現在ではインターネットを介して個人が情報発信をすることができます。
その情報発信の方法の一つとして「動画配信」がありますが、動画配信をする上で障壁の一つとなるのが「顔出し」です。
同じ内容の動画配信の場合、「静止画+音声」よりも「クリエイター本人が登場(顔出し)して話す動画」の方が見たくなると思います。
Vtuberを使うことで、顔出ししたくない場合の選択肢が一つ増えます。本人が顔出しすることに比べると視聴欲求は小さいかもしれませんが、「静止画+音声」に比べると俄然見てもらいやすくなるはずです。
また、日本のアニメが外国へ輸出されているのと同様に、3Dキャラクターを使うことでクリエイター本人の顔出し以上の効果が見込めるかもしれないと思っています。
Vtuber作成
まずは、スマホに「Vカツ」アプリをインストールします。
iphoneであれば、「App Store」アプリの検索に"Vカツ"と入れれば出てきます。
Vカツアプリを起動します。
左の画像の「Start」をタップすると、右の画像に移行します。
Vtuberを作成するときは、「CUSTOM」を選びます。
すると、「WOMAN」(女)か「MALE」(男)かを聞かれますので、どちらかを選択します。
以下は、「WOMAN」を選択した体とします。
作業した結果を先にお見せします。
一番左の画像が作業前のデフォルト状態です。真ん中と右が私が作成したものです。
ここまで大きく作り込むことができます。
画面右上の「UI OFF/ON」マークをタップすることで下記のカスタムメニューを画面下部に表示することができます。(カスタム画面を表示するとキャラクター全体が見えなくなったりするので、そのときは「UI OFF」にします。)
①では、顔に関する設定ができます。
「顔」-「全体」内の調整項目だけでも、「顔全体の横幅」「顔の上部前後」「顔の上部上下」「顔の上部サイズ」「顔の下部前後」「顔の下部横幅」「シワや影の特殊表現」がスライドバーで細かく設定できます。
このような細かい設定が可能なサブ項目が「顔」については、
「全体」「耳」「顎」「頰」「眉」「目元」「目」「鼻」「口」「ホクロ」「化粧」「変形まとめ」と多数あります。
②では、体型に関する設定ができます。
ここでも、「全体」「胸」「上半身」「下半身」「腕」「脚」「爪」「日焼け跡」「ペイント」「変形まとめ」「拡張設定」と設定できるものが多くあります。
③では、髪型に関する設定ができます。
ここでは、「後ろ髪」「前髪」「横髪」「エクステ」「その他」の設定ができます。
④では、服装に関する設定ができます。
「トップス」「ボトムス」「インナー(上)」「インナー(下)」「手袋」「パンスト」「靴下」「靴」の設定ができます。
⑤では、プロフィールの設定ができます。
「名前」「愛称」「血液型」「誕生日」の設定ができます。
⑥では、作成したキャラクターの保存や読み出し、服装の保存や読み出しができます。
項目としては、「キャラ読込み」「キャラ保存」「服読込み」「服保存」「編集前に戻す」「コンフィグ」となっています。
⑦では、作成したキャラクターのポーズを選べます。
静止ポーズだけでも多数種類があり、さらにはダンス項目も多数、アバターがダンスします。
⑧「CUSTOM(カスタム)」を終了します。
CUSTOM(カスタム)中の便利操作
設定した項目の反映を確認するには、キャラクターをズームしたり回転したり画面上での位置を動かしたりしたくなります。これらの操作をうまく使いこなせば、「UI ON」状態でキャラクターの状態を確認することができます。
ズームイン・ズームアウト
スマホの操作名でいうと、ピンチアウトとピンチインを使います。
2本の指で画面にタッチしたまま、2本の指どうしの間隔を広げるように指を動かす(ピンチアウト)するとキャラクターにズームインします。つまり、キャラクターが大きく表示されます。
逆に、2本の指どうしの間隔を狭くするように指を動かす(ピンチイン)とキャラクターからズームアウトします。つまり、キャラクターが小さく表示されます。
回転
画面に指をタッチしたまま任意の方向へ指を動かすとキャラクターが回転します。画面中心を基準に回転が反映されるので、下で説明する画面上での位置移動と合わせると様々な角度からキャラクターを見ることができます。
画面上での位置移動
2本の指を画面につけたまま、任意の方向へ指を(2本とも)動かすと指が動いた方向にキャラクターが移動します。
キャラクターを使ってみる
作ったキャラクターは、「ARMODE」と「TRACKING」で楽しむことができます。
まず、Vカツスタート画面の「CHANGE」から自分が作ったキャラクターを読込みます。
キャラクターが読み込めたら、Vカツスタート画面から「PLAY」を選びます。すると、「ARMODE」「TRAKING」「MirrativでVカツを配信」「OPENREC.tvでVカツを配信」を選択できる画面になります。
今回は、「MirrativでVカツを配信」と「OPENREC.tvでVカツ」を配信は検証していませんので、説明は割愛します。
ARMODE
ARMODEでは、スマホのカメラ機能を使って床を認識します。「カメラを床に向けて、床の認識をします。床があると、アイコンが表示されます。」という説明が表示されるので、カメラを床に向けてみます。
すると、足跡アイコンと一緒に、「タップしてキャラクターを表示」という文言が表示されますので、足跡アイコンをタップ(長押しのイメージ)するとキャラクターが表示されます。
また、表示させたキャラクターにポーズを取らせたり、ダンスさせたりできます。
※キャラクターの後ろに白いビニル袋が置いているのは、床を認識させるときに白いものがあるとその部分を床と認識しているように思えたからです。床認識プログラムが甘い?
TRACKING
スマホのカメラ機能を使って、表情をトレースしてくるようです。顔の向きはそこそこ追従したように思いますが、表情はなかなか厳しいと思いました。
VRM
VRMとは、3DCGのフォーマットのことで、このフォーマットで3DCGを保存できればVRMに対応している配信プラットフォームで、作製したキャラクターを使うことができます。
なので、作製したキャラクターを個人のパソコンにVRM形式で保存できれば最高です(様々なプラットフォームに展開できます)。
しかし、現在のVカツでは、個人のパソコンにVRMファイルとしてキャラクターを保存することはできません。(IVR SHOPでキャラチケット(5000円)を購入することでオンライン上でのVRM出力を行いバーチャルキャストとニコニ立体への参加はできます。)
ですので、限られたプラットフォームでの使用はできますが、まだ汎用性は薄いです。
ここについては、今後のVカツ様に期待したいです!
商用利用
利用規約は以下にあります。
「個人利用に限り、本サービスを使用して作製された動画およびスクリーンショット等は商用を目的とした利用が可能です。」とありますので、本ブログ(ゴンザレスの備忘録)およびツイッターのアイコン(@Gonzale11602907)に使用させていただいています。
また、本記事のスクリーンショットにも「Vカツ」で作製したものを使わせていただいております。
「Vカツ」様、感謝いたします。
まとめ
「Vカツ」というスマホアプリで無料で3Dキャラクターを作製しました。VRM形式でパソコンにダウンロードできればより嬉しいのですがまだ対応していません。
とはいえ想像以上に細かい設定ができ、それも直感的に操作でき時代の進化を感じました。
「Vカツ」への期待がかなり大きくなりました。世界に住む人々が皆個々の3Dキャラクターを持ってインターネット上にパラレルワールドのような世界ができあがるようなことがあるかもしれません。
ここまで読んでいただきありがとうございました。