投資の目的を金融資産(一般的には貯金)を増やすことと捉えるならば、その方法は2つあると考えます。
・収益を増やす(収入を増やす)
・損失を減らす(支出を減らす)
そして、支出を減らすことにフォーカスして、前記事では固定費を洗い出しました。
今回は、前記事で洗い出した固定費の中から、削ることができる部分、削る方法について書いていきます。
- 携帯電話代
- 電気代
- はてなブログPro
- アマゾンプライム会員年会費
- Trading View 月次Proプラス
- ペルソナSTACIAアメリカンエキスプレスカード年会費
- ANA JCB 一般カード年会費
- まとめ
携帯電話代
ここについては大幅なコストカットを狙います。
今まで面倒臭いので携帯代を安くすることを考えたことはありませんでしたが、その面倒さを圧倒的に上回る固定費削減可能性が、格安SIMに感じられました。
以下のサイトを見た結果と私が楽天カードのヘビーユーザーであるという点から、楽天モバイルというMVNOに乗り換える前提で話を進めます。
ドコモ料金
現在月々支払っている携帯代は端末等代金分割支払金(¥5,206-)を除くと、
・2019年1月:¥8,364-
・2019年2月:¥11,777-
・2019年3月:¥8,177-
です。この金額を削減することが目的です。¥5,206-については、端末代金を分割で支払っているだけで、格安SIMを使う使わないに関わらず支払う必要がありますのでここでは削減対象とはしません。
楽天モバイル料金
楽天モバイルであれば、
2019年1月、2月、3月のデータ通信量がそれぞれ4GB、6GB、4GBなので、おおよそ5GBあれば足りると考えて、
・月額基本料金:通話SIM(ドコモ回線)5Gプラン:¥2,150-
これに、通話料が加わるのですが、
・通常は20円/30秒のよう。
・「楽天でんわ by 楽天モバイル」:「楽天でんわアプリ」を使用もしくは「003768」を電話番号の先頭に付けて発信した場合は10分以降は10円/30秒。
となります。ざっくり1000円と見積もっておきます。
つまり、計3150円。税込にすると、¥3,402-。
初期投資
ドコモ
・端末代金残り:5206円 × 15回分 = 78090円
・解約金(「2年定期契約ありプラン」の場合):9500円
・端末購入サポート解除料(iPhone 8 Plus):39204円(税込)
楽天モバイル
・事務手数料:3394円(ドコモ回線)
・SIMカード再発行/サイズ変更/交換:3000円
・MNP転出:3000円(これは転入だから掛からないかな?)
端末代金残りについては、契約乗り換えには関係ないのでそれ以外を合計すると、
・59610円(税込)
となります。
比較
楽天モバイルにすると、月々では少なくとも4500円は安くなります。
初期投資をペイするまでに約1年です(4500円以上安くなる月もあるはずなのでざっくりです)。
現在29歳なので、今後の何十年を考えると乗り換える方が得と考えます。
これで、月¥4,500-以上の固定費削減につながります。
追記(2019.6.1)
楽天モバイルへ乗り換えました。
電気代
マイニング
実は私、仮想通貨ビットゼニー(ZNY)のマイニングをやっておりました。これに使用しているPCに使った電力量が2018年12月31日〜2019年4月18日(109日間)で690kWhでした。
つまり、1ヶ月を30日で計算すると1ヶ月の使用電力量のうち約190kWhはマイニングに使ったことになります。
ちなみにマイニングPCに使った電力量は以下の計器で計測しました。
エフエネでんきの料金プラン(関西電力エリア)は以下です。
エフエネプラス基本プランA(税込)
・15kWhまでは使用量に関わらず334.82円
・15kWh超過〜120kWhまで:19.95円/kWh
・120kWh超過〜300kWhまで:25.20円/kWh
・300kWh超過:27.75円/kWh
また、前記事から使用電力量は432〜690kWhであることから、マイニングで消費した電力には、少なく見積もっても25.20円/kWhのコストが掛かっています。
直近1ヶ月でマイニングできたZNYは1626(ZNY)でした。CoinGeckoで2019年4月19日現在のZNYの価格を確認すると、0.48円/ZNYでした。
まとめると、
マイニング1ヶ月のコスト => 25.20円/kWh × 190kWh = 4788円
マイニング1ヶ月の収益 = 0.48円/ZNY × 1626ZNY = 780.48円
約4000円の大赤字でした。
この結果を受けて、マイニングを辞めます。
これで、月¥4,788-以上の固定費削減につながります。
電力会社
関西電力エリアの電力料金を比較してくださっているWEBサイトがありましたので、こちらを参考に見ていきます。(記事執筆現在2019年4月19日)
これを見ると、現在利用中のエフエネ電気はなんとなんと、第42位!!ひっくり返りそうになりました。
ただ、単にランキング上位に乗り換えれば良いということでもなく、極端に使用電力が少ない人(月170kWh未満等)の場合は、割高になる可能性もあるようです。
私の場合は、前記事に示した電気使用量のうち最低の432kWhからマイニングに使っていた190kWhを引いた、242kWhを使用したときに割安になるかどうかがひとつの基準になります。
私は、楽天カードのヘビーユーザーなので、ランキング第3位の「楽天でんき」に乗り換えるつもりでシミュレートします。
楽天でんきの料金プラン(関西エリア)は以下です。
・基本料金0円。
・従量料金:22円/kWh。
これとエフエネでんきの料金プランを用いて、使用電力量(kWh)とかかる料金の関係をグラフにします。(電力調達調整費と再エネ発電賦課金は考慮しません。)
1度目に交わるのがおおよそ15kWh地点です(15kWh時:楽天でんき330円、エフエネでんき334.82円)。
2度目に交わるのはおおよそ185kWh地点です。(185kWh時:楽天でんき4070円、エフエネでんき4067.57円)
よって、15kWh未満か約190kWh以上の電力使用量がある場合は、「楽天でんき」がお得ということになります。
さっそく乗り換えようと思います。(乗り換え次第追記します。)
これで、月242kWh使用時で約170円のコスト削減です。
よって、月¥170-以上の固定費削減が見込まれます。
→追記(2019.4.25)「楽天でんき」の申し込みをしました。
・申し込みは5分程度で終了(楽天会員かつクレジットカード登録済みだったので早かったのかもしれません)。
・現在の契約(エフエネ)の「お客様番号」「契約プラン」「供給地点特定番号」が必要。
・2週間〜1ヶ月半で利用開始日が確定するそうです。
・エフエネとの解約は楽天でんきにお任せ。
という感じで、とても気持ちが良かったです。
はてなブログPro
はてなブログProの利用料金体系は以下のようになっています。
・1ヶ月コース(30日):¥1,008-
・1年コース(365日):¥8,434-(つまり、¥703-/月)
・2年コース(730日):¥14,400-(つまり、¥600-/月)
長く契約すればするほど1ヶ月あたりの値段は安くなるようになっている。
現在の私の契約は「1ヶ月コース」。
本記事を書きながら「2年コース」に契約変更しました。2019年1月1日からブログを初めて、1月2月の更新回数は少なかったですが、3月4月とブログ熱が上がってきたので2年は続くだろうという自己分析です。
これで、月¥408-の固定費削減につながりました。
アマゾンプライム会員年会費
これについては、アマゾン・ジャパンより2019年4月12日付けで発表された、年会費を3900円から4900円に値上げするという話が絡んできます。
Amazonプライム会員の年会費は、2019年5月17日行こうの更新時から4900円に引き上げとなります。
よって、以下の記事にあるように、「Amazonマスターゴールドカードを作って、マイペイすリボ有、Web明細で申し込む」と初年度年会費5400円、次年度以降4320円、かつ「Amazonプライム会員資格が附帯」となる裏技が存在することになります。
Amazonマスターゴールドカードの年会費は420円になる!?実際に申し込んでみましたよ。 | クレ吉.com
しかし、今回はこれについては見送ります。
理由は、
・初年度はプライム会員年会費より500円高くなるので、実質得になるのは2年目以降。
・となると、今回のプライム会員年会費値上げに伴ってAmazonマスターゴールドカード年会費の値上げもどこかであるのではないか?という思惑。
です。
ここは完全に個人的な妄想なので、Amazonマスターゴールドカードを作るのも一つの選択肢だと思います。
Trading View 月次Proプラス
29.95ドル/月が掛かっていました。
Trading Viewは無料で使えないわけでは無いので、ひとまず解約しました。
これで、月¥3,295-(1ドル=110円換算)の固定費削減につながりました。
ペルソナSTACIAアメリカンエキスプレスカード年会費
現在は、年会費¥15,120-(税込)です。
これは阪急百貨店での高額品購入時のポイント最大化を目的につくったので現在は不要です。
また、貯まったポイントも使用済みですのでカード自体は完全に不要となっています。
もちろん解約です。電話一本です。
これで、月¥1260-の固定費削減につながりました。
ANA JCB 一般カード年会費
ここ最近の支払いはすべて楽天カードにしているので、不要。
退会しました。
退会は、クレジットカード裏面に書かれている電話番号から電話一本で完了しました。
これで、月¥180-の固定費削減につながりました。
まとめ
これらの取り組みをすべて合計すると、
・月¥14,601-の固定費削減ができることになります。
内訳を見てみると、役に立っていないのに(無駄に)払っているお金をカットすることによって生まれた削減が大きい気がします。
逆に言うと、知らず知らずのうちに無駄な固定費が増えてしまっていたことになるので、定期的に家計を見直すためにはこのように固定費を見直すのは良いことだと思います。